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ハウツー

煙突の「ハゼ折り」や「溶接」って何??

ストーブ用の煙突には”ハゼ折り”と”溶接”の2種類があります。
両者の違いは、簡単に言うとハゼ折り煙突=安価な普通の煙突、溶接煙突=お値段高めだけど良い煙突…(細かな違いについては仕様確認表をご参考ください)ですが、

そもそも「ハゼ折りって何??」「溶接って…設置するとき何か溶接しなければならないの??」等々疑問に思う方も多いと思います。
実はこの呼び名は、煙突の製造方法に由来しています。

ハゼ折りとは、
①ステンレス板の両端を折り、
②板を丸めて、
③折り曲げ部を噛み合わせて潰し、
筒状に加工する製造方法です。


また、溶接とは、
①ステンレス板を丸めて、
③合わせ目を溶接で仕上げ、
筒状に加工する製造方法をいいます。


溶接煙突の方が作り易いように思われますが、綺麗に仕上げるためには熟練した溶接技術が求められます。
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薪ストーブと火災の関係は?

薪ストーブは火災が心配と思われる方も多いと思います。
では、薪ストーブによる火災は何が原因で起きているのでしょうか。
下記は2000年から2010年までの情報をもとに集計した、火災原因のパーセンテージグラフです。
(薪ストーブの種類やメーカー問わず全事例を元にした集計です)

薪ストーブ火災原因

最も多いのは”壁出し施工不良”による火災となっています。煙突の壁貫通部は「メガネ石」(壁厚以上)を入れて「メガネ石カバー」(または「強化眼鏡板」)で仕上げますが、中には可燃材の壁に丸穴を開けて煙突を通しただけであったり、メガネ石を入れたのはいいものの壁貫通部の表面を可燃材を張って仕上げてしまったりと残念なケースがあります。
施工基準をしっかり守り設置されていれば、施工不良や離隔不足での火災は防ぐことができます。

集計からは読み取れませんが、”煙道火災”にも注意すべきです。煙道火災は煙突内に付着したタールが発火することで起こる煙突内の火事です。
タールはベトベトした粘性の油液で、ヤニの多い樹種や湿った薪を常用した場合に発生します。
煙突内にタールの付着を確認したら煙突クリーナー「セーフティーフルー」を使用して早めに除去してください。
煙道火災を未然に防ぐには、①ヤニの多い樹種は使用しない、②十分乾燥した薪を使う、③定期的に煙突のチェック・掃除を行うことです。

施工不良以外の火災の多くは”うっかり”や”まあいいだろう”に”不運”が重なって起こるものです。
日ごろ十分ご注意いただきながら、正しくご使用ください。
使い方さえ誤らなければ薪ストーブは安全な暖房器具です。

ストーブ温度計はどう使ったらいいの?

ストーブは温度管理が重要です。ストーブ温度計で温度を監視しながらご使用ください。

1.ストーブ温度計のセット位置

ストーブ温度計のセット位置はシングル煙突の根元付近(下図)になります。
二重煙突では適正温度は得られません。必ずシングル煙突にセットしてください。
ストーブ温度計取り付け位置

シングル煙突の根元付近の温度が温度管理の目安となります。
ストーブの巡航運転時は温度計の針が「BURNZONE」(適正燃焼範囲)であるようにしましょう。
長時間BURNZONEをオーバーするとストーブの変形・破損の原因になります。
また、長時間BURNZONEを下回ると不完全燃焼状態に陥り、ススなど不純物が多く発生してしまいますのでご注意ください。

ストーブ温度計はマグネット式になっておりますので、ハゼ折り煙突シリーズ(SUS430ステンレス)にくっつきます。貼り付けるときはストーブ温度計が煙突のハゼや凹凸部分にぶつかるなどして傾かないよう注意してください。正しくセットされていないと温度にくるいが生じます。

温度計取り付け時の注意

溶接煙突シリーズ(SUS304ステンレス)は材料特性上磁石がくっつきませんので、ハゼ折り煙突のようにストーブ温度計を煙突に貼り付けることができません。ワイヤー等で煙突に縛り付けるか、煙突ではなくストーブの天板にセットして温度管理を行ってください。


2.ストーブ温度計をストーブ天板にセットする場合

ストーブ天板は煙突表面とは温度が異なる場合がございますのでご注意ください。
下のグラフは鋳物製薪ストーブ(HTCシリーズ)の温度差を表したグラフです。機種によっては100℃前後の差が出る場合があります。

ストーブ温度計の設置位置による温度差


3.ストーブ温度計の誤差について

ストーブ温度計が示す温度は多少の誤差を含んでいます。
厳密に温度管理を行いたい場合は非接触温度計(放射温度計)のご使用をお勧めいたします。
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